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エスカレーターの謎。

私たちの暮らしている日本。それほど大きくない国土なのに、それぞれの土地によっていろいろなことが微妙に違います。落語の世界では「上方落語」「東京落語」、お雑煮に入れるお餅が関西では白い丸餅、関東では角餅など食文化が異なったりなどなど、数え上げればきりがありません。

そして興味深いのは、これらの差異が伝統的なしきたりをこえて現代にも起きているということ。取材などで東京や大阪、京都をよく訪ねますが、そこで感じた意外な差異に驚きました。

エスカレーターって、あなたは左と、右と、どちらから人を追い越しますか?



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私が暮らしている愛知県では、エスカレーターで立ち止まっている人より先に行くには「右側」から追い越していきます。私は大阪出身ですが、田舎暮らしでしたのでエスカレーターに乗った記憶があまりなく(笑)。右から追い越すのが当然だと思っていました。東京に出かけたときも、右側から追い越していましたので、それが全国共通なのだと思っていたのです。高速道路での自動車の運転も、同じように右車線が追い越し車線になっていますから、もっともだなあと疑うことすらしませんでした。

けれども、大阪に帰省すると話が違ったんです。何と、左側から人が追い越していくではありませんか。大阪の人は日本でいちばんセッカチだとも言われていますから、はじめはマナーの悪いセッカチさんに偶然居合わせたのだと思いました。でも、他の人も同じで左側から追い越していく。自分の見知らぬ土地や新たな環境に飛び込んだとき、その土地や環境独自の規則性を認識するのってゲームみたいで楽しいのですが、このときはカルチャーショックを受けました。「ええええ!また関西人は宇宙人説が浮上しちゃうよ?」って(笑)。

ところが、同じ関西でも京都は話が違う。おおむね右から追い越す人が多い。左派も当然いますが、観光地として全国各地から多くの人がやってくる京都では右側追い越し派と左側追い越し派が混在しているんですね。

諸説いろいろあるようですが、大阪が左側追い越し派の理由は、1970年に開催された大阪万博で初めて大阪にエスカレーターが出来て、その当時のアナウンスで左側を空ける(=追い越すために)よう呼びかけがあったと言われているのが有力だそうです。あと、左派と右派の境目は岐阜県垂井駅だとか。あるTV番組で境目を検証している(笑)のを私も見たことがあります。


まだまだ探せば、こうした小さな発見はたくさんありそうですね!

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【プロフィール】

2003年/
・フィルムアート社編集長津田博史氏が講師を務めるアートリテラシー講座を受講
2005年/
・15回日本ダンス評論賞にて第1席
2006年/
・現代アート、演劇、ダンスなどについての評論活動スタート
2007年/
・ATL発足。
アーティストのPR支援、「レビュアーのためのワークショップ」を企画・運営
2008年/
・コミュニティFMラジオSAN-Qにてアートに関する番組をスタート(Art Life for SAN-Q)
・アーティストのマネジメント+公演の実施(psycho-lot+ 長野県松本市・10月)
・身体表現誌CORPUS編集員に就任
・webマガジン 名古屋アートライフ編集員就任
2009年/
・ブログ『理由/Re:you』開設

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