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旅立ちを決めた理由。
2004年、懸賞で海外旅行が当たってしまいました(海外旅行へは生涯で3度出かけていますが、その内2度は懸賞で当たっての渡航)。グアムやハワイなど日本語が通じる場所ならまだしも、英語さえ母国語ではない国、デンマークへの旅でした。

当選のメールが届いたときには、懸賞に応募したことさえ忘れていましたので、正直「…どうしよう。」と思いましたが、それでも「北欧はデザイン王国」というイメージもありましたし、何より未知の国への好奇心がむくむくと首をもたげてきました。デンマーク語も英語も話せない、海外へひとりで行った経験もない私に唯一備わっていたのは「冒険心」だけでした。


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旅の結論をお話すれば、「ステキな思い出よりも苦労した経験の方が多かった。」ということになります。言葉が通じないことで人種差別に近いセクハラを経験したことや、途中でお金が不足してパニック(両替が甘くて通貨の手持ちが少なくなったり、万が一のためにトランクの奥に現金を隠しておいたのはいいのですが、それを本人がすっかり忘れてしまったり、お手洗いを使うために両替ばかりしていたりして…)に陥ったこと、道に迷って死ぬほど歩いたこと、お手洗いの使用料を必要以上に支払ったこと、訪れた劇場のドレスコードが分からず浮きまくって居心地が悪かったことなどなど、今思い出してもクラクラしそうなことの連続でした(苦笑)。

ですが、「冒険心」は払った代償に見合った大きな学びも私にプレゼントしてくれました。例えば言葉の不安を抱えながら入った駅構内のスーパー。勇気を振り絞って「ありがとう」と伝えたデンマーク語に対して、店員のおばさんがやさしい笑顔で「よく出来たわね。」と言ってくれたのですが、それが英語だったのかデンマーク語だったのかがわからなかった。ただ直接こころに伝わったような感触があったんです。このとき、私は言語を超えた経験をしたと思います。

旅では、こんな「不安」「失敗」と「ホッとする瞬間」「あ、出来た!」という両極の状態を経験しました。この経験は、文章を書いている私にとっては計り知れない大きな経験になっています。デンマークへの旅の経験は、さまざまな切り口で語ることができますし、それは人生の縮図のようだともいえます。

旅立ちを決めた理由は、「冒険心」。コイツには、痛い思いもさせられましたが(笑)、それ以上に大きな成長を私に与えてくれました。みなさんの中に、もし「冒険心」が生まれてきたら、思い切ってその誘いに乗ってみることをおすすめします。そこには、想像も出来ないような新しい景色が広がっているかも知れません。ただし、ある程度の旅の準備はお忘れなく!無鉄砲と旅は、ちょっと違いますものね。


text by:Kei-Ka
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Kei-Ka
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非公開
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アート鑑賞・旅
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【プロフィール】

2003年/
・フィルムアート社編集長津田博史氏が講師を務めるアートリテラシー講座を受講
2005年/
・15回日本ダンス評論賞にて第1席
2006年/
・現代アート、演劇、ダンスなどについての評論活動スタート
2007年/
・ATL発足。
アーティストのPR支援、「レビュアーのためのワークショップ」を企画・運営
2008年/
・コミュニティFMラジオSAN-Qにてアートに関する番組をスタート(Art Life for SAN-Q)
・アーティストのマネジメント+公演の実施(psycho-lot+ 長野県松本市・10月)
・身体表現誌CORPUS編集員に就任
・webマガジン 名古屋アートライフ編集員就任
2009年/
・ブログ『理由/Re:you』開設

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