世界を旅しながら、写真を撮りつづけている方がいます。たびかめさん、という若い男性。彼と出会ったのは昨年のことでした。ほっそりとした印象の彼。でも、お話をしていると独自な視点で「今」を切り取っているような気がしました。

たびかめさんの旅をＡＴＬのブログで追いかけながら、いろいろご紹介しているうちにふと気になることがありました。せいぜい1週間の旅が人生最長記録の私にとって、1年以上も旅を続けられる理由は何だろうかと。

今回は、世界旅を続けているたびかめさんの「旅物語」を聴かせていただきました。


－あなたに聞いてほしいこと、あなたから聞いてみたいこと…人はきっとそれを持っている。－

　

　　
＜カンボジアの子どもだち＞

一通のメールが来た。
たびかめさんが『旅を続ける理由は何ですか？』と。
自分が旅を続ける"理由"は何だろう。
改めて考えてみたけど正直思い浮かばない。
"理由"がないのに続けられるのかという人もいるのかもしれない。
けど、これといったものは思い浮かばなかった。
旅をしているから旅をする。
意味が分からない。

　　
＜カンボジア＞　　　　　　　＜ミャンマー＞　　　　　　　　　＜ネパール＞

あえて言うなら『目的地に行く』というのが"理由"になる。
初めて旅をしたのは大学１年の冬だった。
アメリカの知人に会いに行く予定がうまくいかず、友達と海外へ行ってみようとい話になりどこがいいかと聞いたら『アンコールワット』という言葉が返ってきた。
そんなわけで初めての旅はアンコールワットへ行くことが"理由"となる。

　
＜ネパール＞

帰国後に次はどこへ行こうと友達と話した。
返ってきた返事は『マチュピチュ』ということでマチュピチュへ行く。
その後もそんな感じで友達との会話でふと行こうかとなったらその場所に本当に行ったり、あそこ行きたいなと思ったらそこへ行くといった事をしてきた。
そして今回は世界一周。
なぜ世界一周か。
その"理由"はなにか。

　　　
　＜イラン＞　　　　　　　　　　　＜シリア＞　　　　　　　　　　 ＜エチオピア＞

実は今までと同じようにある目的地へ行くために地球をぐるりと一周しているだけなのです。
その目的地は南米のボリビアにあるウユニ塩湖。
そしてそこに雨季に行くというのが今回の目的であり旅をする"理由"。
なぜ雨季のウユニ塩湖なのか。
もし興味があればサイト『No BoRDER』をよろしくお願いします(笑)
それは雨季にしか見れないものを見るため、来年の２月頃にそこに辿り着きます。
写真をお見せできるのは１年後になるかと思いますが、世界一周の旅をする"理由"。
それをお見せする事ができると思います。
そしてなぜ世界一周なのか気になる方もいるかもしれませんが、大学時代に何度か海外に足を運ぶうちにもっとたくさんの世界が見てみたい。
そう思うようになりました。
なので、ウユニ塩湖に行くついでに世界一周をしようと。
これはただの思い付きだったりします(笑)

　　
　＜エチオピア＞　　　　　　　　　　＜ウガンダ＞



【ゲストライタープロフィール】　たびかめ

1983年冬	愛知県瀬戸市に生まれる。
2001年春	中京大学情報科学部メディア科学科に入学。 体育学部は陸上の室伏選手(OB)やスケートの安藤美姫が在学しています。
2002年冬	航空券ひとつで人生初の海外旅行へ友達と出かける。 これをきっかけに年２回ペースで海外を旅するようになる。
2002年秋	アメリカの友人のところにホームステイをした後、友達と合流し南米を旅する。 帰国後に旅行記サイト 『自由なカメの国』 を立ち上げる。
2003年夏	イラク戦争が始まりそうな時期にエジプトからトルコまで中東を縦断する。 イスタンブールで友達と合流したあとトルコを西から東へ横断。 様々な人たちと出会い、今まで以上に旅をする楽しみを知る。
2004年冬	真冬のカナダを経由しメキシコへ向かう。この頃から写真に興味を持ちはじめ、帰国後しばらくしてデジタル一眼レフ（OLYMPUSのE-1）を購入する。
2005年冬	大学のゼミの卒業発表後、約40日間の南米旅行に向かう。 南米から帰国して１週間後に初の海外をともにした友達と、その時の目的地アンコールワットへと学生最後の旅へ行く。
2005年春	無事に名古屋のIT企業に入社。システムの製作に携わる。
2008年春	３年間勤めた会社を退職。
2008年夏	世界一周に出発。
現在	世界一周放浪中！

＊今後の予定＊

ご帰国後に下記イベントを予定されています。

2010年秋：イベント：シナプス＜日本各地＞http://www.no-border.net/news/20100901.html

2010年末：個展：君は何を想う（仮）＜名古屋＞http://www.no-border.net/news/20101225.html

ホームページ：http://www.no-border.net/


＊コンタクトは下記へどうぞ。旅中でも、ネット環境のある町に滞在されているときには連絡が取れます。

http://www.no-border.net/?pageID=ja8