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忌野清志郎さん/さまざまな理由で。

先日、亡くなられたロックシンガーの忌野清志郎さん。派手な外見とは裏腹に、実際はとても穏やかで優しい方だったようです。私は子どものころに、兄の部屋からきこえてくる清志郎さんの音楽が大好きでした。兄もシャイな人で(笑)、人前ではほとんど何も話せないような人でしたが、とてもやさしい人だったと記憶しています。多くの人から愛されたミュージシャン、清志郎さん。今さら私が語るまでもないのですが、彼にまつわる思い出を少しばかり書いてみたいと思います。

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私が小学校に入る年、私たち家族は新しい家に引っ越ししました。中古住宅でしたが、2Fのある家に家族みんながワクワクするような気持で希望にあふれていました。私は亡くなった兄との2人兄妹でしたが、それぞれに部屋をもらいました。はじめは夜、1人で眠るのに慣れずに泣いたりしていましたが、そのうちに「自分の部屋」に満足していろいろ楽しめるようになっていきました。私は本を読んだり、お人形遊びをしたりしていましたね(笑)。兄と私の部屋の間には引き戸があって、カラリと開け放ってしまえがすぐに隣の部屋という構造でしたから、それぞれに部屋が与えられていたとはいえ、案外互いの気配は分かったものでした。

そんな兄と私の部屋は引き戸で区切られていただけでなく、実は引き戸の上が欄間になっていて、音楽などを聞くと「筒抜け」でもありました。今考えれば、プライバシーなんてそれこそあってないようなものだったかも知れません。でも、その「筒抜け」が良かったのは、音楽好きな兄の聴く音楽を私もいっしょに楽しめたということです。当時、兄の部屋からきこえてきた音楽は「アン・ルイス」「中島みゆき」「松任谷由美」などで、ときに「喜多郎」といったニューエイジミュージックが混ざっていました。喜多郎は当時NHKで放映された「シルクロード」というドキュメンタリー番組のテーマミュージックになっていましたね。あとは、海外のバンドで「KISS」や「ポリス」などだったと思います。火を吹く過激なロックバンド(KISS)の音は、子どもながらに不穏な印象があり、少し怖かったな。そんな個性的な音楽の中の1つが清志郎さんがヴォーカルをしていたRCサクセションでした。「トランジスタラジオ」という曲の歌詞で「…授業をさぼって、陽のあたる場所にいたんだよ。寝ころんでたのさ、屋上で。タバコの煙、とてもあおくて…」という箇所があるのですが、子どもだった私には「え?授業さぼっちゃったの??えーーー!?」と、それだけで大騒ぎ(笑)。隣の部屋で兄が何をして過ごしていたかは分かりませんが、兄妹の上にいつも同じ音楽が流れていたことは幸せなことだったと思います。夕はんのときなどに音楽について話すこともあり、思春期の兄との数少ないコミュニケーションのきっかけになっていましたからね。

大人になってからは、偶然にも私の身近な人で清志郎が好きだという人がいて、当時のことなど懐かしく話していました。2003年にはその人と全国ツアーで岐阜県可児市で開催されたライブに行って来たのですが(KING)、本当に楽しかった。清志郎さんのコンサートなんて、ずっと大人の人の行くところだと思っていましたし、不良の行くところ、という微妙にオカシナ子供らしい勘違いがあったのですが(苦笑)、実際に出かけて大人になった自分を感じ、うれしかった記憶がありますね。


さまざまな人に、さまざまな理由によって語られ続ける清志郎さん。私にとっては、永遠にカッコイイ大人の人。憧れのロックスターは、これからも多くの人から愛され続けると思います。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

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Kei-Ka
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非公開
趣味:
アート鑑賞・旅
自己紹介:
【プロフィール】

2003年/
・フィルムアート社編集長津田博史氏が講師を務めるアートリテラシー講座を受講
2005年/
・15回日本ダンス評論賞にて第1席
2006年/
・現代アート、演劇、ダンスなどについての評論活動スタート
2007年/
・ATL発足。
アーティストのPR支援、「レビュアーのためのワークショップ」を企画・運営
2008年/
・コミュニティFMラジオSAN-Qにてアートに関する番組をスタート(Art Life for SAN-Q)
・アーティストのマネジメント+公演の実施(psycho-lot+ 長野県松本市・10月)
・身体表現誌CORPUS編集員に就任
・webマガジン 名古屋アートライフ編集員就任
2009年/
・ブログ『理由/Re:you』開設

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